「皮膚科を受診しても治らない」
「アクセサリーを外しても症状がおさまらない」
これまで受けた歯科治療による詰め物・被せ物・入れ歯など、あなたのお口の中には金属が存在する可能性があります。金属アレルギーは、こうした歯科治療による金属に反応して発症することがあります。お口の中に苦みを感じる場合や、口元、顔などに湿疹が出たときなどは、特に注意が必要です。
体外の異物に対して、体を守ろうとする免疫反応。この免疫反応が、特定の異物に対して過剰に起こることを、アレルギーと言います。 金属アレルギーは、金属が汗や唾液によってイオン化され、皮膚を通過することにより、体が異常な反応をする状態です。
発症の因子は、指輪やネックレス、腕時計といったアクセサリー類、衣服のボタンやベルトのバックル、下着の金具などさまざま。体が金属に触れる状況は、身の回りにたくさんあります。
金属アレルギーには2種類あり、局所性の金属アレルギーと全身性金属アレルギーです。局所性とは字の通り金属が触れることでその部位にアレルギーが起こることです。ネックレスやピアスなどが触れることでその部位に反応が出ます。
歯科金属アレルギーは全身性の金属アレルギーという項目に入ります。どこに発症しやすいかというと手や足などの汗が出やすい部位に起こることが多いです。
患者年齢 | 8歳~84歳(平均50歳) |
---|---|
性別の差 | 女性>男性(女性のほうが6倍なりやすい傾向があります) |
代表疾患 | 掌蹠膿疱症、接触皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎 |
アクセサリーや衣服などを身に付けた体の部分が、赤く腫れたり、かぶれたりします。
口の中でイオン化した金属が皮膚や粘膜から体内に取り込まれ、手や足など全身に発症します。
歯周病や歯の根の炎症によって掌蹠膿疱症などが起こることがあるとされています。逆に、歯周病、根の治療を行うことで掌蹠膿疱症が改善することも多く経験しています。
【掌蹠膿疱症】手のひらや足の裏に膿ができる
【汗疱状湿疹】手のひらや足の裏の水ぶくれができる
【扁平苔癬】口の中に白い斑点やレース状の病変ができる
全身型金属アレルギーは、歯科治療の金属の他、食事によって体内に金属が取り込まれることによって引き起こされることもあります。チョコレートやココア、豆類などには、金属が多量に含まれており、金属アレルギーの方は控えた方がいいでしょう。
詰め物に使われてきたアマルガムは、水銀を50パーセント含んだ合金です。口の中で水銀が溶け出し体内に蓄積され、金属アレルギーの症状を引き起こすことがあります。
被せ物に使われます。天然の歯より硬く、噛み合わせの衝撃が蓄積されることで、首や肩のこり、腰痛、頭痛など、全身の不調を引き起こす可能性があります。
歯の土台に使われる金属です。年月を経るとともに劣化します。
電話予約
LINE相談
WEB予約(初診)
当日予約OK!土曜日17時まで診療
月〜土曜日 8:00-17:00(※水曜日 8:00-13:00)
当日予約OK!土曜日17時まで診療
月〜土曜日 8:00-17:00(※水曜日 8:00-13:00)